夏が苦手だ
特にここ数年の夏は冗談抜きで死を意識する瞬間があるほど。
思えば昔から太陽が苦手だった
暑いってだけで体力奪われる
だけど、今ほどじゃなかったね。
私にとって夏は特別な季節に思える
青い空に入道雲、蝉の声
思い出すのは、中高生の頃の夏
私は吹奏楽部だった
毎年、8月の1週目にコンクールがあったから、
夏休み入って1週間とちょっとは毎日学校に通っていた。
通学路は坂道だったし暑いし
絶対嫌なはずなのに
当時の私は部活に行くことは全く苦じゃなかった
むしろ、部活大好きだった。
練習は、合同練習と個人練習があった
個人練習は空いている教室でやっていた
あの頃は、教室の中はそんなに暑くなかったように思う
いつもは賑わってる教室に、ひとりでいて
1人で練習していた
私は好きな人がいた。
好きな人の席のそばで練習していた。
その人はサッカー部で
教室のベランダから、サッカー部の練習が見えて、それを見るのが好きだった
あんなに夢中になれること、もうないんだろうなと思う
世界はとっても狭くて、でもその世界が私の全てだった。
自分が見えているものが、ほんの一部にすぎないことも知らなかった。
吹奏楽部にいる私はキラキラしていた
自分には才能があると思っていた
怖いものなんてほんとになかったように思う
コンクールが終わると、
私はほとんど家にいたと思う
友達とも遊んだと思うけど、あまり記憶がない
私は、アニメをみることにハマっていた
今じゃ考えられないくらい著作権が緩かった頃
アニメは無料でいくらでもネットで見れた
そういえば
9月には文化祭があったから
その練習もしに学校にたまに行っていたかもそれない
私は3年生の時、劇の主役をやっていた
今じゃ考えられない
恥ずかしがり屋で、目立ちたがり屋な私
高校生になっても、私は吹奏楽部だったから
同じように、夏休みに入っても部活に行っていた
部活に行きたくない、と思ったことはほとんどない
怖い講師がくるとか、いやな先輩がいるとかあったけど
私は相変わらず部活が大好きだった。
そして、今
そんな、過去の夏を思い出すと
どうしようもないくらい胸がぎゅっとなるよ
もう戻れない、あの夏
目の前のことに夢中だった
未来に不安なんかなくて
ただ、音楽が好きだった自分
もう、戻れないのに
毎年必ず夏がきて
あの頃より、もっともっと暑いけれど
変わらない、青い空に入道雲
とても恋しい思い出